とある宮古の巡検雑記 スタパ版13
前回までのあらすじ。
「二度目のトゥニガーアブと保良のフカスクアブへ行ってるので、それは近いうちやります」と書き残しつつ、主人公は完全にそんなことはばっしているのであった。
ということで、今朝方。ちょろちょろっと新しいウリガーへ行って来た(アブは竪穴、ガマは横穴、ガーは井戸)。
名前は「白原井の地下壕」。そう、井戸と壕が合体しているのです。
添道の裏の方に分け入った畑の先にあるウリガー。
三段の石垣がなかなか立派で緩いスロープ(石段が埋もれている?)を降りてウリガーへ。
石垣絡みつくガジュマルの根が、半端ない侵蝕ぐあいでいい迫力です。
【左】ウリガーの底にぽっかり空いている竪穴の井戸。オオタニワタリの葉の陰に隠れていて、とても危険。そんな脇に苔むした石は井戸の神さまかな?。ちょうどこの背後らへんに、神体らしいキューブ(オーパーツ?)もあった(笑)。
【右】井戸の中を覗き込む。
かなりしっかりと石組みされていて、しかもかなり深い。奥底て丸く光っているのは水面です。井戸は地面にいきなり穴が開いているので、もしも落ちたら上がってこれないかも(爆)。
【←】そしてこちらが石垣を侵蝕するガジュマルの根元にある壕の入口。どうも昔は穴のところにも石垣が組まれていたけれど、壕として使うために崩したっぽい感じがします?(はっきりはしないけど少し崩れているっぽい)。
【左】細く低く狭い入口をしばらく進むと立てるほど広くなる(洞内から入口を撮影)。
【右】その足元に骨。頭蓋骨から見てヤギっぽいけど、不法にバラしてゴミとして捨てられたんじゃないか?(野外調査してるとたまに出会うww)。そしてその脇のガジュマルの根。この根は洞内の奥まで延々とつながっています。
【左】やや崩落もみられますが、立てる高さのホールがあり、左にカーブしながら奥へ続いてます(もちろん根っこも一緒に)。
【右】左に曲がったところでまた少し低くなり、次のホールが出てきますが、上部に開いた穴(そんなに洞は深くないので)から、ゴミが大量に不法投棄され穴が埋まっていました(右上に少し外の明かりも見えてます)。
穴はもう少し続いていそうですが、狭い上にゴミが行く手を阻んでおり、進めるのはここまで。
そんな深くも長くもない壕でしたか、井戸の造詣やガジュマルの侵蝕具合などは美しく、綺麗に整備したらとてもいい感じのウリガーなのではないかと思いました。
関連記事