レキマー(200714号)超大型?

D介

2007年10月02日 03:53

気をぬくとこれだ。。。
しばらく間があったので、9月末あたりは熱低が出来たり消えたりに一喜一憂していたのだけど、気が抜けた瞬間に、今年14個目の台風、レキマー (LEKIMA~果物の名前:ベトナム命名)が、南シナ海に発生。
デジタル台風によると、発生当初から「超大型」の新人らしい(強風半径が大きいため、呼称としては超大型らしい)。

しかも。
「詳しくはきっとD介さんが調べてくれるだろうなぁと期待」っと、pyoさんのBlogに書かれていた(滝汗)。


四時間経過…降参です。
※この先、異例の長文なので読まなくても結構です!
 
非常に歯がゆいです。
検索開始時は、「おっ」ちょろいかも~っと思ったのに。
手ごわいです越国語!。

手がかりは最近おなじみとなった、レキマー (LEKIMA)の中国読みから。。。しかし、明らかに音を当てた「利奇馬」。仕方ないので説明文から推察。

「樹名,其果實祇有一顆種子,果肉呈黃色,看來像一個蛋黃」
これをYahoo翻訳にぶちかけたら…。

「樹名、その果実の祇には1粒の種があって、果肉は黄色を呈して、1個の卵黄のようなように見える」
と出た。
黄色くて丸くて種がひとつ?。
若干、語弊もあったが、マンゴー?っと当て検してみたが、ベトナム語でマンゴーは「Xoai」と判り、おもいっきりはずれであった。

じゃ、基本に戻って英読みの「LEKIMA」で、山ほどある台風ネタを潜り抜けてヒットさせた。
これが物凄くもどかしい!。
出てきたのは、「極私的文学館」というベトナム旅行記の一文であった。

昨日買った「木になる焼き芋」を見せて名前を尋ねた。
 「ああ,レキマですよ」
 ? なんだかヴェトナム語っぽくないねえ。綴りは?
 メモに書いてくれたのは,"Lekima"。・・・後に南に戻った時に,人にこの綴りを見せてみたが,みんな「???」。いったいあのフルーツの正体は?????(註:結局,日本に帰ってから正体が分かった。中南米原産の果樹で,植民地時代に移入されたらしい。南部にはほとんどないようで,そのためにサイゴンの人もわからなかったのだ)


おーい。肝心の正体が書いてねーよ!。ぐぉぉぉぉっ!。
しかも、「木になる焼き芋」というとてつもなく怪しい表現!。
けど、北ベトナムでは「レキマ」という名ならば、ポピュラーなのかもと、辛うじて気を取り直して再検索。

次にたどり着いたのは、「南遊の会」という日越交流のメルマガ(2002年9月8日第32号)でした。

最期の朝、彼女はレキマの花を髪飾りにして、
従容として刑場へ赴いたと言います。

記念館の前庭に、数本のレキマの木があります。
5月末に訪れた時、数個の実がありました。
やや細長い桃を思わせる実でした。花は黄色だそうです。
残念ながらまだ目にすることができません。


情景は戦慄を誘う文章ですが、レキマはどうやら、「細身の桃」のような実で、黄色い花をつけるらしいことが判ったのでした。しかし、桃は「Qua Dao」というので、桃ではなく別の物のようでした。

この処刑された方の記念館の場所の画像にたどり着けば、判るかもしれないと、最も困難なベトナム人名検索に着手。なぜベトナム人名が困難かというと、「グェン・ヴァン・ヒュー」(ちなみにこれは銀河英雄伝説に出てくる架空の人物です…爆)のように三音節で表現されるため、PCはなかなかまとまってすくい上げられないのです。
しかも、元の文章は「Vo Thi Sau」という原語表記の女性名。ちなみにこの方、フランス人総督に爆弾テロをしかけ、逮捕・処刑された若干18歳の女性だそうです(滝汗)。

とりあえず、読み!。
ホーチミン市内に彼女の名を冠した道があるというので、それを頼りにさらに検索。。。「Vo Thi Sau」はどうやら、「ボーティーサウ」でヒット。けど、Voはヴォと日本語では読み書きするパターンなので、少し変化球を入れて、もっと深く検索し、結局、日本語表記では「ヴォ ティ サウ」であろうと推察できた。

しかし、結局、様々にキーワードを変えて様々にVo Thi Sauを検索するも、彼女の記念館があると思われるコン島はたどれず…なぜか同名の島がある隣国ラオスになってしまうため、とうとう八方塞がりになってしまい、とうとう降参です!。

にしても、ベトナム社会主義共和国 。
Vo Thi Sauというキーワードもあってなのですが、いまどきのベトナム雑貨的なリゾートムードではなく、ベトナム戦争の話にどうしても行き着いてしまうこともあり、後味はすっきりしませんでした。
けど、改めてアオザイはなんとなくいいですねぇ♪(結局、どーでもいいネタになってるし…)。ついつい思い出しのは、少し前に見たベトナム映画、「青いパパイヤの香り」や「夏至」に主演していた女優、トラン・ヌー・イェン・ケーでした(っても、アオザイを着まくっているわけじゃないんだよね)。なんか画面からこぼれてくる亜熱帯な雰囲気がとっても気に入っています。お近くのレンタルビデオ店で探してみて下さい。お薦めしておきます(笑)。

あ、とりあえずこの中にそれらしいのありますかね?
ベトナムの果物
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