颱風レンレン(201401號)発生！

えっと、今年最初の颱風レンレン(Ling ling：レンレン/女の子の名前：香港命名)がレイテ島(比国)近海で発生しました。
記憶にまだ新しい2013年のラストオーダー、31番目の颱風ポードルの被害があったエリアの近くです。幸いレンレンのサイズは小さく、ルートも南側のミンダナオ島方向に進むようなので、追い討ちをかけるようなむごい二次被害の予想は低そうですが、比島的には注視は必要かもしれません。


ちなみにレンレンはこれまで、2001年の颱風23號、2007年の颱風18號として発生しました。 名前なので台風のアジア名の追求は微妙で、2007年の時の解説もお茶を濁しています(が、自画自賛すれるとネタの曲がり具合がなんとも絶妙である)。
英語読みをよく見てみると「Ling ling」と表記さてれおり、「レンレン」というよりは、日本語的には「リンリン」なのではないかと・・・思う(笑)。

統計的な数値でいうと、颱風１號の平均は３月７日だそうでが、決して１月の発生が特段早いわけではありません。2013年も１月４日にソナムーが比島西部に発生しています。ちなみに、これまでで最も早く発生した颱風１號は、1979年１月２日午前９時だそうです(1955年は同日の15時に発生した例もある)。
ただ、昨年末も11月末の発生とか(12月になって発生したケースも普通にある)もあったりして、年明け早々に発生するのは珍しくありません。これは颱風のエネルギー源である海の暖かさが残っている証拠ともいえます(つまりは昨年の残り香的な颱風)。
当然といえば当然のことですが、自然界が人の作った暦通りであるわけがなく、逆に颱風の発生していないオフシーズンがあることも統計から判っています。具体的には２月８日から２月14日までの期間で、真ん中の２月11日を「颱風の新年」とみなせるらしいのです。
今回のレンレンの颱風としての質は、まだ「去年」の颱風と換算しても良いでしょう(笑)

台風シーズンとは(デジタル台風)