じゅうるくにつ祭(さい)
最近、島内限定ものが連発されて、やたらと元気のいい宮古島の泡盛業界。先日紹介した
「ずみ、あば、さいが」(多良川)や、菊の露の
「島」など、立て続けに出ている。
今月に入り、
多良川がまたもや限定ものを発売。といっても、ラベルだけですが「旧十六日」バージョンというレアもの(中身は普通の奴ですが、写真がなんかいい雰囲気してます!)。
宮古で「旧十六日」というと、旧正月や清明祭(←宮古ではまずやらないけど…)以上に重要な行事と位置づけられています。
過去にもこれに関してはいくつかエントリーをしているので、今一度まとめてみましょう(最近、上手くまとめられてないけど…)。
まず、旧十六日とは…。
今年は週明けの2/13になります。これは沖縄にある四度の正月(※1)のひとつで、後生(グソー)の正月。
つまり、死者の正月となります。
なにをするかというと、簡単に言えば「お墓参り」なのですが、当然、沖縄式なので
こんな感じににぎやかなもの…。
で、どのくらい凄いのかというと、この日(今年は2/13)は、学校や役所などが半ドンになっちゃいます!。
宮古島市のHPにも、「旧16日祭に伴う閉庁のお知らせについて」っと、こんなお知らせが掲げられています。
<お知らせ>
平成18年2月13日(月)は、「旧16日祭」のため、市役所は 午後から閉庁 となりますので、市民各位にお知らせします。 総務部 総務課
民間企業でも一部はお休みになったりもするため、全島で旧十六日体制となってしまいます。なので、内地担当のある部署などは、内地ではそんなことは知らないので、「慰霊の日」と並んで結構大変なのだとか…。
※1 四度の正月。
「新歴の新正月」、「旧暦の旧正月」、「旧十六日(後生の正月)」、「二十日正月(正月の終わり)」。
すたぱんびんカフェ 2005年2月8日
「としぬゆーる」
ただ、この回では、二十日正月を抜いて、立春を正月に入れ替えるとしています(汗)。けど、城辺の比嘉で行われる、伝統の獅子舞などを考えると、四つ目の正月は、二十日正月でいいような気がしてきました…。
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昨年、書いた記事ですが、池間島を祖とする「誇り高き池間民族」には、旧十六日は前後三日間に渡って、三が日のようなスタイルで行われるというお話(一応、お薦め♪)。
調査が途中になってしまっているのですが、とても興味深い内容となっています。てか、一年ほったらかしですいません…改めて新たな情報もお待ちしております。
すたぱんびんカフェ 2005年02月23日
「誇り高き池間民族」
すたぱんびんカフェ 2005年02月28日
「リサイクル~その後の話」~追記あり
んーっ。また最近多くなっている、アーカイブスいじりになってしまった(汗)。
そんなこんなで、旧暦のカレンダーを見ていたら、なんと今年は旧盆にとなる旧暦の七月十五日が二度あります(笑)。訳は七月の次は閏七月が来るから…。ま、実際の旧盆は8月8日だけのようですけど…もし、二度もあったら大変だろうなぁ~。
閏月の話。
遥か昔に書いたけど、聴きたい?(汗)。
ちと前に
閏秒の話もあったし…。
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