イオケ(0612号)退避
ハワイ沖で生まれ、ミッドウェイ、ウェークと西進し、ハリケーンから台風へと変化した、イオケ(0612号)。
現在は南鳥島沖を本州に向けて進行中…。
まだ、かなり距離があるので、やや関心は薄かったのですが、いよいよ天気図にもその姿を現しました。ほぼ正円を描く等圧線は中心に行くほどに間隔が狭くなり、黒い丸になってるくらい非常に強い台風(9/3/9:55現在 945hPa)の勢力を維持している。
ネットのニュースで知ったのだけど、この台風の接近で南鳥島の気象庁職員などは、硫黄島へと避難したとか…。台風の接近による島外に避難するのは史上初の出来事らしい。
気象屋なんだから、根性で観測してほしいものだけど、周辺に陸地のないまさに絶海の孤島である南鳥島だけに、人命にはかえられないってとこか?。
どうやら直撃(上陸)は避けられたようだけど、かなり接近したようなので、関係施設に被害がなく、すぐに観測が再開されることを祈りたい(国土としても観測点としても貴重な場所なので…)。
南鳥島気象観測所職員の一時島外避難について
猛烈な台風第12号が、勢力を維持したまま、9月3日ころ南鳥島付近を通過し、暴風、高波及び高潮により職員に危険が及ぶことが予想されることから、南鳥島気象観測所の全職員を平成18年9月1日13時頃をもって、一時島外避難させることにしました。
これに伴い、同観測所における地上・高層等の各種観測を休止いたします。
業務の再開時期については、改めてお知らせいたします。
南鳥島気象観測所 HP
そろそろの高気圧の隙間をぬって、北に向かう頃かと思ったら、進路予想が三陸沖に向かっていた…。アメリカ生まれだから、日本語がよく判らなかったのかな?、これって宮古違いだよね(笑)。
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