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オキナワは宮古島へと漂着し、あれよあれよと気付けば間もなく十年目に突入。台風銀座の△島から、「あれやこれや」 「なんやかんや」と勢いだけで地道に発信中!。
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2014年04月05日

颱風ペイパー(201404號)発生!

今年4番目の颱風ペイパー(Peipah~魚の名前:マカオ命名)が、カロリン諸島海域で発生しました。前回の3號からは5週間ぶりの発生となります。ペイパーは西に向かって進む模様ですので、先島には特に影響はないものと思われます。
颱風ペイパー(201404號)発生!
このペイパーは前回2007年11月の21號が初登場でした。それ以前はヴァーメイ(Vamei~陽気なつぐみ:マカオ命名)と名乗っていました (2001年颱風26號) 。
その ヴァーメイはマニア目線では、なかなか見所のある颱風でした。
まず、発生日時が2001年の12月27日の0時と、年も押し迫った頃に誕生しました(観測史上三番に遅い)。
そしてわずか18時間後には颱風としての一生をまっとうします(消滅は2001年12月27日18時)。なかなかの逝き急ぎっぷりです。
なんといっても凄いのは、颱風の発生した緯度がとても低く、シンガポールを横切るわすが北緯5度なのです。

基本的に台風が発生するためには、高い海水温の条件(いわば颱風の餌)にくわえ、大きな大気の渦をつくりだすコリオリの力(ちから)が必要となります。コリオリの力は地球の自転によって生ずる見かけの力なので、赤道では零となり颱風が発生することがありません。
赤道から少し離れた低緯度でも渦をつくる力が弱いため、北緯10度ぐらいまでの地域では颱風が生まれないのですが、ヴァーメイは根性があったのか低緯度で颱風となりました。
恐らくシンガポール史上初の颱風だったのではないかと思われます。これによる被害とかは特に調べつくせなかったのですが、なぜかヴァーメイは台風のアジア名リストから殿堂入りとなって外されてしまいました(して、ペイパーに変わった)。
そんなヴァーメイを継いだペイパーですが、今回の発生緯度は、脅威の北緯 3度50分です。いやぁ、素敵ですねぇ~。

して、恒例の台風のアジア名ですが、ペイパーはマカオ命名なので「Peipah」は中国語かと思われまずか、どうも意味は「琵琶」のことらしいのですが、単語の説明は「魚の名前」とされています。そこで「琵琶魚」として検索すると、鮟鱇の別名としてヒットしました。でも、最近の中国では日本語の「鮟鱇」の字が逆輸入されて使われているのだとか・・・検索がうまくいかない理由はこのあたりだったかも~!



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