2024年10月09日
颱風バリジャット (202419)発生!
ええと、今年は何度も忘却魔法にかかるなぁ・・・。うーんと~10月9日に今年19番目の颱風バリジャット(BARIJAT~風や波の影響を受けた沿岸地域:米国命名)が、南鳥島近海に発生してました(今日は10月22日)。バリジャットは列島に近づくことすらなく、東経150度付近を北上して48時間で消滅したので、誰の記憶にも残っていないでしょう(笑)。ワシも気づかずに過ごしていた(今季4度目くらい)。
今回の台風のアジア名「バリジャット」ですが、前回2018年の23号(9月11日に発生)が初お目見えです。命名元は米国ですが英語名ではなく、なんとマーシャル語らしいです(前回の時に詳しく解説しています)。
それにしてもこの年は9月の時点ですでに23号を数えています(汗)。記録を確認したら以外にも最終的に29号で終わっていました。けど、この年の8月だけで9個も発生していました。これは1994年8月の9個以来の月間発生数で、観測記録的にも1960年代以降(サラ・コラ・デラ時代)並みのアベレージだったようです。
今回の台風のアジア名「バリジャット」ですが、前回2018年の23号(9月11日に発生)が初お目見えです。命名元は米国ですが英語名ではなく、なんとマーシャル語らしいです(前回の時に詳しく解説しています)。
それにしてもこの年は9月の時点ですでに23号を数えています(汗)。記録を確認したら以外にも最終的に29号で終わっていました。けど、この年の8月だけで9個も発生していました。これは1994年8月の9個以来の月間発生数で、観測記録的にも1960年代以降(サラ・コラ・デラ時代)並みのアベレージだったようです。
2024年09月28日
颱風クラトーン(202418)発生!
本日、予想通り今年18番目の颱風クラトーン(KRATHON~サントル・果物の名前:タイ命名)がフィリピンの東部で熱帯低気圧から羽化しました。
かなり先島諸島に近い位置での颱風化なので、接近の恐れがあります。現在の予想進路は与那国と台湾の間を抜けて行くようなコースなので、宮古に引っかかることは間違いなく、しかも珍しく熱低の時から暴風域のある颱風なので、中心部より外側の方が風雨が強い感じです。
なお、台風のアジア名はクラトーン。今回が初お目見えで、前回まではマンクットという名で2018年22號として発生しフィリピンに被害をもたらしたよう殿堂いりしています。
で、今回のクラトーンはサントルというマンゴスチンのような見た目だけど桃のように毛羽立ったグレープフルーツ大の大きさのトロピカルフルーツで、インドネシアやマレーシアが原産だそうです。トロピカネタによるとちょっと変わった果物のようです。
「サントル」トロピカネタ
また、「パタヤ千夜一夜」によるとタイ人の発音では、「ガトォーン」に聞こえるらしい。言われてみるとガトォーンって果物の名前は聞いたことがある気がします。前回までのマンクットは、マンゴスチンなので、タイの人は関連づけて来るのかしら?
かなり先島諸島に近い位置での颱風化なので、接近の恐れがあります。現在の予想進路は与那国と台湾の間を抜けて行くようなコースなので、宮古に引っかかることは間違いなく、しかも珍しく熱低の時から暴風域のある颱風なので、中心部より外側の方が風雨が強い感じです。
なお、台風のアジア名はクラトーン。今回が初お目見えで、前回まではマンクットという名で2018年22號として発生しフィリピンに被害をもたらしたよう殿堂いりしています。
で、今回のクラトーンはサントルというマンゴスチンのような見た目だけど桃のように毛羽立ったグレープフルーツ大の大きさのトロピカルフルーツで、インドネシアやマレーシアが原産だそうです。トロピカネタによるとちょっと変わった果物のようです。
「サントル」トロピカネタ
また、「パタヤ千夜一夜」によるとタイ人の発音では、「ガトォーン」に聞こえるらしい。言われてみるとガトォーンって果物の名前は聞いたことがある気がします。前回までのマンクットは、マンゴスチンなので、タイの人は関連づけて来るのかしら?
2024年09月27日
颱風チェービー(202417)発生!
本日、今年17番目の颱風チェービー(JEBI~燕:韓国命名)が、マリアナ諸島で発生しました。沖縄の南の方にも熱低があったので、それがチェービー17号になったのかと思いきや、なんとそれではなくもっと東の方の熱低が羽化しました。
チェビー17号の進路は、関東をかすめて太平洋を北上するようですが、やっぱり気になるのは、次の熱低です。
もうひとつの熱低も、まもなく颱風になる模様ですが、すでに熱低なのに暴風域になるようです。
なんか不思議な感じ・・・けど、こいつは先島寄りなので総員傾注です。
そうそうシマロン16号。短命予想は出ていましたが、27時間で消滅したようです。
チェビー17号の進路は、関東をかすめて太平洋を北上するようですが、やっぱり気になるのは、次の熱低です。
もうひとつの熱低も、まもなく颱風になる模様ですが、すでに熱低なのに暴風域になるようです。
なんか不思議な感じ・・・けど、こいつは先島寄りなので総員傾注です。
そうそうシマロン16号。短命予想は出ていましたが、27時間で消滅したようです。
2024年09月25日
颱風シマロン(202416)発生!
本日のお昼に、今年16番目の颱風シマロン(Cimaron~野生の牛:フィリピン命名)が、日本の南で発生しました。
緯度的にかなり近い位置での発生に、とてもイレギュラー感が高い。
さほど勢力の強くない颱風なので、明日には熱低になる見込みだけど、太平洋岸を北上していくようなので、風雨はそれなりに顕現するとみられるようだけど・・・。
このシマロン16号より、このあと沖縄の南で発生して週末に沖縄にやって来そうなヤツが気になりますね。
緯度的にかなり近い位置での発生に、とてもイレギュラー感が高い。
さほど勢力の強くない颱風なので、明日には熱低になる見込みだけど、太平洋岸を北上していくようなので、風雨はそれなりに顕現するとみられるようだけど・・・。
このシマロン16号より、このあと沖縄の南で発生して週末に沖縄にやって来そうなヤツが気になりますね。
2024年09月19日
颱風ソーリック(202415)発生!
さっき(これを書いたのは2024年9月25日である)、今年16番目の颱風が発生したけど、ナンバリングがひとつ抜けてることに気付く(汗)。
どうやら今年15番目の颱風ソーリック(SOULIK~伝統的な部族長の称号:ミクロネシア命名)が9月19日にトンキン湾近傍で発生していたことを見逃していたらしい。
記録をデジタル台風で確認したら、見逃すはずだよ。
発生日時2024年9月19日0時
消滅日時2024年9月19日18時
颱風としての寿命はわずか18時間だった。
ちなみに、台風のアジア名はリスト黎明期から続いている伝統の酋長称号「ソーリック」だ。そうはいっても結局、ソーリック酋長が何者かなのかはよく判らない。。。
どうやら今年15番目の颱風ソーリック(SOULIK~伝統的な部族長の称号:ミクロネシア命名)が9月19日にトンキン湾近傍で発生していたことを見逃していたらしい。
記録をデジタル台風で確認したら、見逃すはずだよ。
発生日時2024年9月19日0時
消滅日時2024年9月19日18時
颱風としての寿命はわずか18時間だった。
ちなみに、台風のアジア名はリスト黎明期から続いている伝統の酋長称号「ソーリック」だ。そうはいっても結局、ソーリック酋長が何者かなのかはよく判らない。。。
2024年09月16日
颱風プラサン(202414)発生!
昨晩、21時頃に今年14番目の颱風プラサン(PULASAN~果物の名前:マレーシア命名)が、マリアナ諸島付近で発生しまし。今後の予想進路はバビンカ13号に似た進路を進む予想です。
発生時のサイズは「大型」に区分されましたが、勢力は今のところ弱めです。すでに一度バビンカ13号が通過しているコースなので、台風の餌となる暖かい海がどれだけあるかが、発達のカギと言えそうですが、まあ、海水温はずーっとめっちゃ暖かいままなんやけどね(汗)。
バビンカ13号の軌跡と、ブラサン14号の進路予想。
完全にこれは追っかけなのがよく判ります。まあ、進路には一定数の揺らぎがあるので、今後どうなるかは注視しておく必要があるかと思います。
なにしろ今回も、宮古は颱風からも遠く離れていて、ほぼほぼ晴れ晴れな天気なのに、本島方面が大時化なおかげで海運流通が止まっているようで、スーパーやコンビニの棚がちょっと品薄気味になっている~昨日行ったドンキも空の棚があったなあ。
個人的にも陸海輸送に廻された商品が、2週間かかって内地に到着したからね~颱風は遠くても離島の生命線を握っているのですよ。
今回の台風のアジア名「プラサン」は、今回がリスト初登場となります。
前回までは2018年18号ルンビアという名で、この時は天気図内に4つも颱風がいるという、なかなかのタイフーン祭りでした。当のルンビアは、あろうことか久米島の沖で颱風に羽化して、そのまま大陸に上陸して、大きな被害を出したことから殿堂入りしました。
で、今回からリスト入りした新人のプラサンですが、相変わらず緩い説明で、「果物の名前」とかのたまっている。なんやね!っと毎回の激しい突っ込みをしておく(笑)。
ええ、調べたよ、調べましたよ(ま、すぐ判ったんだけどね)。プラサンは、トゲトゲのあるライチのようなトロピカルフルーツ。多分、華語では「葡萄桑」と書くらしいけど、雰囲気は判るかも(笑)。
なんかどっかで見たことあるよな~っと、もう少しググってみると、ランブータンの近親種らしいことが判った。トゲっぽく見えていたのは、ランブータンのヒゲが太く短くなったスタイルだった。どちらも東南アジアの原産で、ランブータンはタイ、プラサンはマレー半島らしい。ちなみに、ランブータンもプラサンも、ムクロジ科ランブータン属であり、ライチ(レイシ)はムクロジ科レイシ属なのでこのあたりに違いがあるようです。
今回もこれで無事に解決!
プラサン (Pulasan:葡萄桑)
ランブータン
発生時のサイズは「大型」に区分されましたが、勢力は今のところ弱めです。すでに一度バビンカ13号が通過しているコースなので、台風の餌となる暖かい海がどれだけあるかが、発達のカギと言えそうですが、まあ、海水温はずーっとめっちゃ暖かいままなんやけどね(汗)。
バビンカ13号の軌跡と、ブラサン14号の進路予想。
完全にこれは追っかけなのがよく判ります。まあ、進路には一定数の揺らぎがあるので、今後どうなるかは注視しておく必要があるかと思います。
なにしろ今回も、宮古は颱風からも遠く離れていて、ほぼほぼ晴れ晴れな天気なのに、本島方面が大時化なおかげで海運流通が止まっているようで、スーパーやコンビニの棚がちょっと品薄気味になっている~昨日行ったドンキも空の棚があったなあ。
個人的にも陸海輸送に廻された商品が、2週間かかって内地に到着したからね~颱風は遠くても離島の生命線を握っているのですよ。
今回の台風のアジア名「プラサン」は、今回がリスト初登場となります。
前回までは2018年18号ルンビアという名で、この時は天気図内に4つも颱風がいるという、なかなかのタイフーン祭りでした。当のルンビアは、あろうことか久米島の沖で颱風に羽化して、そのまま大陸に上陸して、大きな被害を出したことから殿堂入りしました。
で、今回からリスト入りした新人のプラサンですが、相変わらず緩い説明で、「果物の名前」とかのたまっている。なんやね!っと毎回の激しい突っ込みをしておく(笑)。
ええ、調べたよ、調べましたよ(ま、すぐ判ったんだけどね)。プラサンは、トゲトゲのあるライチのようなトロピカルフルーツ。多分、華語では「葡萄桑」と書くらしいけど、雰囲気は判るかも(笑)。
なんかどっかで見たことあるよな~っと、もう少しググってみると、ランブータンの近親種らしいことが判った。トゲっぽく見えていたのは、ランブータンのヒゲが太く短くなったスタイルだった。どちらも東南アジアの原産で、ランブータンはタイ、プラサンはマレー半島らしい。ちなみに、ランブータンもプラサンも、ムクロジ科ランブータン属であり、ライチ(レイシ)はムクロジ科レイシ属なのでこのあたりに違いがあるようです。
今回もこれで無事に解決!
プラサン (Pulasan:葡萄桑)
ランブータン