2023年09月06日
颱風インニョン(202313)発生!
えー、昨晩、日本の南海上で、今年13番目の颱風インニョン(YUN-YEUNG~カモの一種(オシドリ)。香港で人気のある飲み物の名前:香港命名)が発生しました。発生前から熱低があり、こんなところで?とエクスクラメーションマークを飛び出させていた人も多かったのではないでしょうか?。
通常、颱風は北緯5度から10度あたりで発生して、勢力を増しながら、北状してきます。けれど、海水温が暖かければ北緯20度付近でも発生します。数は少ないですが、ないわけではありません。サオラー9号から立て続けに颱風が発生してもなお、この緯度で颱風が発生するということは、どれだけ海水温が高いのでしょうか・・・。
とりあえず、先島方面には来ることはありませんが、2日後くらいに伊豆諸島から関東にかけて接近する模様ですので、お気を付けください。
台風のアジア名のインニョンは、2017年の台風26号につけられた、カイタク(啓徳飛行場)に変わってリスト入りした新顔です。冒頭の解説コメントにもありますが、インニョンはカモの一種、オシドリという事のほかに、命名地域の香港で人気のある飲み物と記されています。
この飲み物を調べてみたところ、颱風名のインニョンは、広東語で「鴛鴦」(ユンヨン)と発音しており、鴛鴦茶(えんおうちゃ、ユンヨンチャー)という飲み物(暖かいのも冷たいのもある)で、コーヒーと紅茶を混ぜたものだそうです。これをラテ(ミルクを加えたもの)にしたものは、「鴛鴦奶茶」(えんおうだいちゃ、ユンヨンナーイチャー)いうのだとか(奶は乳の意)。
鴛鴦茶(えんおうちゃ)の作り方【世界の不思議なコーヒーレシピ】
https://coffeemecca.jp/recipe/12907
加糖練乳を入れているので少し違う作り方みたい。だって、無糖練乳の代わりに、加糖練乳を用いたものは、鴦走(ヨンザウ)というらしいので。
通常、颱風は北緯5度から10度あたりで発生して、勢力を増しながら、北状してきます。けれど、海水温が暖かければ北緯20度付近でも発生します。数は少ないですが、ないわけではありません。サオラー9号から立て続けに颱風が発生してもなお、この緯度で颱風が発生するということは、どれだけ海水温が高いのでしょうか・・・。
とりあえず、先島方面には来ることはありませんが、2日後くらいに伊豆諸島から関東にかけて接近する模様ですので、お気を付けください。
台風のアジア名のインニョンは、2017年の台風26号につけられた、カイタク(啓徳飛行場)に変わってリスト入りした新顔です。冒頭の解説コメントにもありますが、インニョンはカモの一種、オシドリという事のほかに、命名地域の香港で人気のある飲み物と記されています。
この飲み物を調べてみたところ、颱風名のインニョンは、広東語で「鴛鴦」(ユンヨン)と発音しており、鴛鴦茶(えんおうちゃ、ユンヨンチャー)という飲み物(暖かいのも冷たいのもある)で、コーヒーと紅茶を混ぜたものだそうです。これをラテ(ミルクを加えたもの)にしたものは、「鴛鴦奶茶」(えんおうだいちゃ、ユンヨンナーイチャー)いうのだとか(奶は乳の意)。
鴛鴦茶(えんおうちゃ)の作り方【世界の不思議なコーヒーレシピ】
https://coffeemecca.jp/recipe/12907
加糖練乳を入れているので少し違う作り方みたい。だって、無糖練乳の代わりに、加糖練乳を用いたものは、鴦走(ヨンザウ)というらしいので。
2023年08月31日
颱風キロギー(202312)発生!
南洋で渦巻いていた熱低が、トラック諸島近海で今年12番目の颱風キロギー(KIROGI~雁:北朝鮮命名)が予想通りに未明に発生しました。
2日ぶりのトリプルタイフーンになりました(9/24~29は、9號10號11號のトリプルタイフーンでした)。
今後はカーブを描いて小笠原経由の四国九州奄美方面に向かう進路予報が出ています(颱風がいっぱいあるので確定要素低い)。
とりあえずキロギー12號は置いといて。明日明後日に迫っているハイクイ11號ですが、ルート的には宮古の北東沖を通過していく感じ。JMAの暴風域に入る確率を見ても、やや低くくて2日になりそう。てとこは、土日は颱風ってことやよね~たぶん。
香港台湾付近をうろうろしているサオラー9號さん、予報では2度目の宙返り?を予定しているようです。素晴らしい迷走っぷりですね。
2日ぶりのトリプルタイフーンになりました(9/24~29は、9號10號11號のトリプルタイフーンでした)。
今後はカーブを描いて小笠原経由の四国九州奄美方面に向かう進路予報が出ています(颱風がいっぱいあるので確定要素低い)。
とりあえずキロギー12號は置いといて。明日明後日に迫っているハイクイ11號ですが、ルート的には宮古の北東沖を通過していく感じ。JMAの暴風域に入る確率を見ても、やや低くくて2日になりそう。てとこは、土日は颱風ってことやよね~たぶん。
香港台湾付近をうろうろしているサオラー9號さん、予報では2度目の宙返り?を予定しているようです。素晴らしい迷走っぷりですね。
2023年08月28日
颱風ハイクイ(202311)発生!
えー、今年11番目の颱風ハイクイ(HAIKUI~イソギンチャク:中国命名がマリアナ諸島で発生しまして、久々のトリプルタイフーンとなりました。
ハイクイ11號は、西のサオラー9號と東のダムレイ10號に挟まれて、まっすぐ南西諸島に向かってくる模様です。現在の予想コースはやや本島よりの宮古海峡を通過の見込み。サイズ的にはいうほど大きくはなさそうですが、さもありなん。
トリプルタイフーンとはいえ、もうすでにしおしおのダムレイ10號はともかく、近くて迷走しているサオラー9號は突貫してくるハイクイ11號の影響を受けそうだな~いずれにせよ、旧盆明けの9月かしらね?
ハイクイ11號は、西のサオラー9號と東のダムレイ10號に挟まれて、まっすぐ南西諸島に向かってくる模様です。現在の予想コースはやや本島よりの宮古海峡を通過の見込み。サイズ的にはいうほど大きくはなさそうですが、さもありなん。
トリプルタイフーンとはいえ、もうすでにしおしおのダムレイ10號はともかく、近くて迷走しているサオラー9號は突貫してくるハイクイ11號の影響を受けそうだな~いずれにせよ、旧盆明けの9月かしらね?
2023年08月25日
颱風ダムレイ(202310)発生!
今朝早く今年10番目の颱風が、東経153度付近の南鳥島近海にて発生しました。2000年の台風のアジア名制定以来、リストのトップを飾っているダムレイ(Damrey~象:カンボジア命名)が5回目の命名となりました(殿堂入りしていない、オリジナルリストの台風名のひとつ)。
颱風自体はそれほど大きくもなく、沖縄に接近する予報も出ていません。
台風のアジア名は北西太平洋または南シナ海で発生する、台風防災に関する各国の政府間組織である台風委員会が、領域で発生する台風に共通のアジア名を命名しているもの。台風委員会には米国を含む14の国と地域が参加して、各国10個ずつリストを提出し計140個の名前が事前に決められ、発生順にリストに従って命名されています。ダムレイは栄えあるトップナンバーで、初出は2000年の台風1號でした。
その後は、2005年颱風18號、2012年颱風10號、2017年颱風23號として命名され、今回5回目の命名となります。年間に台風は約25~26個発生するので、ざっくり5年に一度くらいの周期で巡ってきます(ただし、ドーラ8號のように180度線を越境してくる場合は、そのまま米名を使います。アジアのリストにも米国も含まれているので、最も多く名付けている国になります)。
また、大きな災害をひきおこした台風名は殿堂入り(リストから削除して使用しない)するため、命名国が新たな名前をリスト登録することで、各国10個を維持しています。
2000年からの台風のアジア名のリストは4周しました。
北朝鮮命名(87番)
マエミー(セミ)2003年
ムジゲ(虹)2009年、2015年
スリゲ(鷲)2021年
ミクロネシア命名(107番)
ラナニム(こんにちわ)2004年
ファナピ(サンゴ礁を形成する小さな島々)2010年
ライ(ヤップ島の石の貨幣)2016年、2021年
日本命名(131番)
ワシ(わし座)2005年、2011年
ハト(はと座)2017年
ヤマネコ(やまねこ座)2022年
この3つのリスト枠に入る颱風が、同率で3度名前が変わっています(2回使われた名前が1度ある)。これってある意味、その順番にあたる颱風はちょっとヤバいというジンクスが出来たりしてないかしら。ま、確かに宮古で名高いマエミーの名前があるので、信憑性は高いかもしれませんよ(笑)。
颱風自体はそれほど大きくもなく、沖縄に接近する予報も出ていません。
台風のアジア名は北西太平洋または南シナ海で発生する、台風防災に関する各国の政府間組織である台風委員会が、領域で発生する台風に共通のアジア名を命名しているもの。台風委員会には米国を含む14の国と地域が参加して、各国10個ずつリストを提出し計140個の名前が事前に決められ、発生順にリストに従って命名されています。ダムレイは栄えあるトップナンバーで、初出は2000年の台風1號でした。
その後は、2005年颱風18號、2012年颱風10號、2017年颱風23號として命名され、今回5回目の命名となります。年間に台風は約25~26個発生するので、ざっくり5年に一度くらいの周期で巡ってきます(ただし、ドーラ8號のように180度線を越境してくる場合は、そのまま米名を使います。アジアのリストにも米国も含まれているので、最も多く名付けている国になります)。
また、大きな災害をひきおこした台風名は殿堂入り(リストから削除して使用しない)するため、命名国が新たな名前をリスト登録することで、各国10個を維持しています。
2000年からの台風のアジア名のリストは4周しました。
北朝鮮命名(87番)
マエミー(セミ)2003年
ムジゲ(虹)2009年、2015年
スリゲ(鷲)2021年
ミクロネシア命名(107番)
ラナニム(こんにちわ)2004年
ファナピ(サンゴ礁を形成する小さな島々)2010年
ライ(ヤップ島の石の貨幣)2016年、2021年
日本命名(131番)
ワシ(わし座)2005年、2011年
ハト(はと座)2017年
ヤマネコ(やまねこ座)2022年
この3つのリスト枠に入る颱風が、同率で3度名前が変わっています(2回使われた名前が1度ある)。これってある意味、その順番にあたる颱風はちょっとヤバいというジンクスが出来たりしてないかしら。ま、確かに宮古で名高いマエミーの名前があるので、信憑性は高いかもしれませんよ(笑)。
2023年08月24日
颱風サオラー(202309)発生!
今年9番目の颱風サオラー(SAOLA~ベトナムレイヨウ(南越羚羊):ベトナム命名)が、比島近海で発生しました。早速、サオラーは迷走するようで、今は南に向かっていて、しばらくしたらターンして北に戻ってきます。そのあと、位置取りから先島に登ってくる可能性があります。
近く、東の方で10號が発生する予定なので、台風のアジア名のリスト1番に戻ります。ちなみに5周目に入ります(はず)。
近く、東の方で10號が発生する予定なので、台風のアジア名のリスト1番に戻ります。ちなみに5周目に入ります(はず)。
2023年08月13日
颱風ドーラ(202308)発生!
昨日、今年8番目の颱風ドーラ(DORA:米国命名)が発生したと口走りました。日本の遥か東だったので、影響がないので、ちょっとないがしろにしてのんびりと今日、このネタを書いていますが、致命的なミスが発覚。
えー、このドーラ8號さん。よくよく見たら、東経180度線(西経180度でもある)を超えて、ハワイ海域の中部太平洋から、アジアの西部太平洋に越境してきたハリケーンでした。
それだけでなく、このドーラ8號は8月1日に発生したのですが、その発生場所はメキシコ沖!そこから延々と西進し続け、ハワイの南方を通過して、西経180度線を越えて、アジアの領域に久しぶりにやってきた颱風・・・いや、ハリケーンなのです。長旅のドーラ8號は残念ながら日本近海にまでやってくることはなく、時期に北向きに進路を変えてしまうことになります。
ちなみに地球規模で気象管区が分割されていて、経度180度を境に、アジアとアメリカに分かれています。アジアでは颱風ですが、アメリカではハリケーン。ちなみにインド洋ではサイクロンと呼び名が異なります。なので、冒頭で颱風ではなく、ハリケーンと改めています。
判りやすい解説はウエザーニュースにあったので、貼っときますね。
ハリケーンDORAが西経域から入り「台風8号(ドーラ)」に変わる
https://weathernews.jp/s/topics/202308/110215/
このドーラの直接の影響ではないようですが、ハワイ南方を通過したことでハワイでは風が強まり、森林火災が大変なことになっています。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023081300161&g=int
えー、このドーラ8號さん。よくよく見たら、東経180度線(西経180度でもある)を超えて、ハワイ海域の中部太平洋から、アジアの西部太平洋に越境してきたハリケーンでした。
それだけでなく、このドーラ8號は8月1日に発生したのですが、その発生場所はメキシコ沖!そこから延々と西進し続け、ハワイの南方を通過して、西経180度線を越えて、アジアの領域に久しぶりにやってきた颱風・・・いや、ハリケーンなのです。長旅のドーラ8號は残念ながら日本近海にまでやってくることはなく、時期に北向きに進路を変えてしまうことになります。
ちなみに地球規模で気象管区が分割されていて、経度180度を境に、アジアとアメリカに分かれています。アジアでは颱風ですが、アメリカではハリケーン。ちなみにインド洋ではサイクロンと呼び名が異なります。なので、冒頭で颱風ではなく、ハリケーンと改めています。
判りやすい解説はウエザーニュースにあったので、貼っときますね。
ハリケーンDORAが西経域から入り「台風8号(ドーラ)」に変わる
https://weathernews.jp/s/topics/202308/110215/
このドーラの直接の影響ではないようですが、ハワイ南方を通過したことでハワイでは風が強まり、森林火災が大変なことになっています。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023081300161&g=int