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オキナワは宮古島へと漂着し、あれよあれよと気付けば間もなく十年目に突入。台風銀座の△島から、「あれやこれや」 「なんやかんや」と勢いだけで地道に発信中!。
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2014年06月03日

ヌツタスキトウンバラ

「多良間遠征実績報告 外伝」

なにげに三日間も続いてしまった実績報告。その外伝です(笑)。
行きの船の中に置いてあった、「多良間島の名木 史跡をめぐる旅」という観光振興課が作った小冊子で見つけた物件です。
ヌツタスキトウンバラ
多良間幼稚園の南側の集落道に、ブロック塀からはみ出したひと塊の岩があります。
この岩は「ヌツタスキ トウンバラ」と呼ばれており、この多良間口(たらまふつ)を意訳すると「命を救った岩」という名前になります。

1771年に発生した八重山地震により発生した明和の大津波が多良間島に押し寄せ、この岩に登って津波から難を逃れたという逸話から命名されているのだそうです。

ヌツタスキトウンバラ
明和の大津波を発生させた八重山地震の震源は石垣島南方の海域とされており、津波は平たい多良間島の南部から北側に向かって島を洗い流すようなに遡上した津波と、島の外縁のリーフに沿って東西両側から廻り込み、島の北部でぶつかりあうという3つの津波がシミュレーションによって計測されています。
■ シミュレーション動画(リンク先からDL)

この時、島を襲った津波の高さは15メートルほどで、島の北中部にある集落の標高は13.7メートル(役場北側の水準点)。ちなみに島の最高地点は、集落の西端にある八重山遠見台で、わずかに34.2メートル。島の大半が15メートル前後しかありません。
そして岩の大きさはおよそ1.5メートル。この岩に登ったことで、辛うじて津波から難を逃れられることが出来たという奇跡の岩なのだそうです。
また、同様に塩川集落にも、逃げ遅れた妊婦が岩に生えたヤテイフという植物につかまり命拾いをしたという「ヤテイフ トウンパラ」というのもあるそうです。
多良間島って、なんか「もってる」島なんじゃないかなぁ~。

大きな地図で見る

【資料】
■ 琉球大学理学部 中村衛研究室 沖縄で過去起こった大地震
とても興味深い研究がされています。
■ 明和の大津波-その時宮古は-

【余談】
■ 本島南東沖地震、死者最大1万1340人 県が予測 -
■ FB版

細かいといわれたら細かいし、くだらないといわれたらくだらないのだけど、気になるので云わせてください。
三連動の一番下の地震名称(仮)が、どうして「八重山諸島東南」なんですかねぇ。
明からに宮古諸島の東南方向だし、八重山からしたら「東南東」ぐらいだと思うんですけど。
それに想定震度も宮古の方が高いのに・・・。
詳しく書いてある県防災危機管理課の資料をざっくり見たけど、「八重山諸島東南」の南側に、さらに「八重山諸島南方」と、「八重山諸島南西沖」というエリアがあるから関連性から「東南」とつけているっぽいけど、八重山シリーズで一番確率が高いのが東南らしく、報道資料になっている模様。。。
うーむ。ま、どうでもいいんだけどね。

■ 平成25年度沖縄県地震被害想定調査について(県防災危機管理課)
■ pdf抜粋(県内想定地震位置図 p3、各地震の予想震度分布 p7~)



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Posted by D介 at 19:57│Comments(0)Weblog
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