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2006年08月01日

プラピルーン(0606)できました。

プラピルーン(PRAPIROON~雨の神:タイ命名)。2006年の六番目の台風が、南シナ海に発生しました。
予報では熱低のまま消滅しそうだったのですが、なんとか台風まで成長したようです。進路的には日本への影響もなく、このまま大陸へ進んで短い寿命をまっとうしそうです。

プラピルーンが雨の神ということですが、やっと内地は東北を除き、梅雨明けとなりました。今年の梅雨は物凄い記録尽くめの雨量でしたね。しかも、まるでスイッチ切り替えたような感じで、パタッと大雨がやみ西から順次梅雨明け宣言がなされました。

先日、TVでこの記録的な雨量となった梅雨の原因を解説していましたが、蛇行したジェット気流と湿度の高いアジアンモンスーンの影響と語っていました。
ジェット気流は大陸から日本の上空を東へ吹く風の川(海で云うところの海流のような流れ)で、おおよそ北緯40度付近を流れています。しかし、今年はヒマラヤ高気圧(内陸の砂漠地帯で出来る)が発達したことで、モンゴル付近で大きく北に押し上げられて蛇行した結果、日本付近では東ではなく、南東
方向に流れることになり、近づこうとする太平洋高気圧を退けていました。
前回の台風ケーミーのように、南西諸島方向に大きく張り出した太平洋高気圧が邪魔して、北に向かうことが出来ずに西へと進んだことからも、太平洋高気圧がジェット気流の蛇行の影響で、なかなか張り出せないことが見て取れる現象でした。
また、アジアンモンスーンは通常、赤道付近の東南アジアから中国沿岸部を通り、日本付近で西から流れるジェット気流に合流するのですが、今年のアジアンモンスーンは例年になく海水温が高く、湿った状態の空気がたくさん流れ込み、大雨を降らす結果となったとのですが、その根本の原因は地球規模のことで、ちゃんとは判っていないようです。

けど、気象予想師(予報士)なりに、そのTVを見ていてふと思ったことがありました。
素人だから言えることかもしれませんが、立て続けにあった東南アジアでの地震です。あの時の報道で巨大津波が出来たとありましたよね。それって海の中がかき混ぜられたりもしているんじゃないのかな?。で、アジアンモンスーンが湿っぽくなった…。
この地域の海が暖かくなるれば、必然的に暖かい空気も動き出し(玉突き)、真北にあるヒマラヤも反応して、蛇行へと結びつく…。
イメージを最大に広げて思いつくままに考えると、こんな予想が飛び出しちゃいました…あながち、間違いでもないか?(笑)。


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