STAPANBIN CAFE Condiment Bar

前々から気になっていたモノが、コンビニにおいてあったので拾って来ました。
なにかってぇと、2008年３月から段階的に日本全国に導入される（沖縄県は三次導入エリアとなるので、申込み2008年２月開始、稼動開始2008年７月となる予定）、未成年者の喫煙防止を目的とした、たばこ自動販売機用の成人識別ＩＣカードtaspo（タスポ）の申し込み書。

街角にあるたばこの自動販売機で購入する際に必要となるもので、コンビニなど小売店の対面販売では必要ないものですが、このtaspoは写真付の非接触ＩＣ式のカードとなるので、本人確認書類の他にパスポートサイズの顔写真も必要という凄い方式のもの。
さらに、申し込むとPidel（ピテル）という独自の電子マネーがもれなく付いてきます（販売機で購入＆チャージ可）。ちなみに、SuicaやＥｄｙなどのFeliCa系ではなく、昔あったＩＣテレホンカードで利用されていたMifare系のため規格が異なり、互換性も当然ない電子マネーとなる見込み。

尚、このｔａｓｐｏは社団法人日本たばこ協会、全国たばこ販売協同組合連合会、日本自動販売機工業会の三社が主導なので、ＪＴだけでなく、マルボロ系のフィリップモリスや、ケント系のブリティッシュアメリカンタバコも同様に行われます。

ｔａｓｐｏの申し込み方に面倒臭さもあるし、なくてもコンビニでも買えることを考えると、ちょっと様子見なのかなぁ。ある意味、かつての街角のタバコ屋的な対面販売へと先祖返りをするのかな？。ついでに、新たな電子マネーの乱立にちょっと辟易（近く、島のマックスバリュでもカードリーダーがレジに設置されていましたので、AION主導の電子マネーWaonが利用可能になる模様）としつつあります。

余談として、このカードの成人識別自動販売機の導入検証が行われた鹿児島県種子島（2004年5月）では、困った事態にもなってしまったようです。
種子島での実証実験で分かった問題点（２）
出典：タスポ（taspo)成人識別カード
※このHPはなかなか面白くtaspoについて語っていました。