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2012年04月20日

はやぶさ

いまさら「はやぶさ」。されど「はやぶさ」。
・・・かつて西鹿児島を目指して走っていた寝台特急でもなければ、その後、新青森に行き先を替えて新幹線として復活した奴でもない。
もちろん、猛禽類のことでもなければ、帝国陸軍一式戦闘機(加藤隼戦闘隊♪)でもない。
ここでいう「はやぶさ」は、人類史上最大にして最長の「初めてのおつかい」をなしえた、深宇宙探査機の「はやぶさ」さんのことである。
はやぶさ

2010年6月13日 夜。
通信状態が貧弱な我が家では、殺到するアクセスに混雑しているニコ生やUSTで流されていた、“帰還”の中継を右往左往しながら食い入るように見つめ、Twitterでは“現象”の状況を把握しながら、その時を待っていたひとりとして、あの夜のことは決して忘れない(世界的な偉業成し遂げるというのに、NHKですら生放送をしないという由々しき事態は、この国の行く末を現していると感じざるを得なかった・・・実際、あれから二年近くが過ぎているが、そんな方向へ確実に進んでいるようにしか見えていないのも事実)。
不覚にもこの“現象”をリアルに体感した時も、目から汗がだーっとダダ漏れしていた(爆)。

ま、この時はブームともいえる“現象”に乗っていた感は否定しないが、ライトユーザーというほどでもなく、かといって宇宙ヲタというほどではなかったけれど、それ以前から「はやぶさ」や「イトカワ」などについては簡単な動向を含め、人並み(以上)くらいには知っていたつもりだ(このあたりは根っこに持っているヲタ気質だね)。
※いまさら「はやぶさ」が何をしたのかについては、他に譲るので判っている体(てい)で、ここでは話を進めています。

先日訪れた、きょうはん南店。コミックコーナーのところに昨今人気のコミック、「宇宙兄弟」を中心に宇宙をテーマにしたミニコーナーが展開されていた。その中に、この本が置かれていた(最初は「宇宙女子」という本が、気になったというのは秘密である)。
すでに「はやぶさ」や衛星の擬人化(萌え化)や、キャラ展開されているのは知っていたので、なんの気なしに手に取り、ペラペラとページをめくった瞬間に、財布と相談することもなく、即買いが強行採決された(笑)。
理由は主人公の「はやぶさ」ではなく、「ペンシル」の大姉様だった・・・もう一撃必殺である。メインである「はやぶさ」の物語の冒頭で、まさかのペンシルロケットが出てこようとは誰が想像出来ただろうか(汗)。

基。
実際、本書における「ペンシル」大姉様のくだりはほんのわずかなのだけれど、本物の方のペンシルさんのことをそこはかとなく知っていたため、そこだけで目から汗がこぼれそうだった(店頭だったのでこらえたけど)。

はやぶさルンルン(死語)で家に帰るなり、カバーをそっとはずして(なんとなく痛んだり、汚れたりするのを嫌う習性がある)、時間を忘れてむさぼり読み始める・・・。
マンガといっても基本構成は、四ココマンガと解説なのだが、読み始めて数ページで早くも目から汗が止まらない状況に(ひてんさんとか、ミネルバさんとか、スイングバイとか・・・)。
恐らくフツーの人が読んだ場合、ストーリー展開が特に泣ける訳ではないので、単純に思い入れだけの問題なのですが、ほぼ号泣の状態のまま中盤へと至り、やがてやって来る終盤のクライマックスでは、一ページ進むたびにティッシュが必要なくらい、心象美化された“現象”に琴線をぐわんぐわん揺すられまくっていたのでした。
「はやぶさ」を継ぐものとして、「イカ子」や「あかつき」の物語、さらには暗礁地帯を進んでいる「はやぶさ2」計画についても書かれており、擬人化を萌え~っと楽しむだけでなく、「はやぶさ」とそれらを取り巻く状況とそして環境を知る入門書として、とても判りやすく描かれています(間口を広げハードルを下げている)。

もし、馬鹿にせず読んだのなら、きっと「はやぶさ」を「宇宙」を楽しめるはず・・・。あ、自分の場合はたぶん、何回読んでもきっと目から汗を流す結果となりそうなので、決して人前では読んではいけない禁書として指定されています(これが欲に云う変態力である)。

Amazon 探査機はやぶささん 著/オレンジゼリー
「探査機はやぶささん」WEB版 Pixiv 著/オレンジゼリー
JAXA はやぶさ特設サイト
動画版 探査機はやぶささん(ニコニコ動画)

[参考]
wikipedia はやぶさ (探査機)
書評 探査機はやぶささん オレンジゼリー著
<完結編>探査機はやぶさにおける、日本技術者の変態力大百科



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Posted by D介 at 14:40│Comments(1)なかゆくい
この記事へのコメント
はやぶさ映画3つとも全部見ました。
僕、はやぶさめっちゃ詳しいです。
本も、2冊読みました。
Posted by あかさたなはまやらわ at 2012年04月20日 21:00
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