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オキナワは宮古島へと漂着し、あれよあれよと気付けば間もなく十年目に突入。台風銀座の△島から、「あれやこれや」 「なんやかんや」と勢いだけで地道に発信中!。
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2012年10月01日

颱風マリクシ(201219號)発生!

ダブル颱風のジェラワット17號とイーウィニャ18號の熱狂の渦が冷めあらぬ昼下がり、昨日から予見されていた熱低ふたつのうち、マリアナ諸島東方のひとつが今年19番目の使徒・・・じゃない、颱風マリクシ(Maliksi:速い~フィリピン命名)として羽化しました。
現在の勢力はまだしおらしいくらいにおとなしめですが、いつ牙を剥くかは予断できません。進路も沖縄ではなく小笠原経由の本州行きっぽいコースが予想されています(最終的にはもう少し東にずれそうだけど・・・)。
颱風マリクシ(201219號)発生!
前回の予定では19號は<邪神>「ビリス」である(うっとり)。とまで書いておきながら、とんだ不手際。
理由としてはリスト二巡目となる2006年の颱風4號の際に、中国大陸へ上陸し大規模災害を発生させたため、殿堂入りしていことを失念していたためです。お詫びして訂正いたします。
尚、二巡目のビリスは比島東方沖で発生し、与那国島をかすめて台湾北部を廻りこんで、福建省に上陸し、内陸の江西省へと進みました。特に大雨による被害が大きく、中国では2830万人もの人々に影響がでました(死者は530人)。
「2006年のビリス覚醒」では、台風の話そっちのけでガメラ話に花を咲かせています。ま、これはこれで面白いのだけど、まさに莫迦の上塗りである。
※尚、リスト一巡目は2000年の颱風11號。


さて、本題のアジア名についてですが・・・。

「マリクシ」は「速いを表すフィリピン語」と気象庁のリストでは説明されていますが、フィリピン語といったらタガログ語なので、早速google先生に翻訳をさせると、いまいちうまく出て来ません。
単に「速い」だと、前回のリスト名である「ビリス-bilis-(命名上はスピード)」になってしまうので、少しグクり直してみたら「Maliksi」は形容詞であるらしく、「速い」というよりは、「すばしっこい」とか、「軽快な」いったニュアンスであると判明しました。今回もまた、東南アジア&気象庁のコンビネーションが炸裂したクオリティーでした。ふぅ、やれやれです。
さてさて、マリクシ19號。どんな「すばしっこさ」を見せるでしよぅか?。

話は少し変わって・・・。
9月28日の先島を皮切りに、29日は本島・奄美・南九州、30日は南海・東海から、甲信・関東・南東北、10月1日は三陸・道東、そして千島へとひたすらに日本を見事に縦断するコースをとったジェラワット17號の話から、今日のTBSのお昼の番組「ひるおび」で、気象予報士の森朗(もりあきら)さんが、今年の颱風ついて面白い説を唱えていました。
通常なら、太平洋高気圧が退いたところに、大陸からの低気圧が南下して秋という構図になるはずなのに、未だ太平洋高気圧(渦的には時計廻り)が日本に居座っているため、そのへりをぐるりと東の方(日本から見て太平洋の遥か沖合)を廻りこませて、大陸の低気圧が高気圧の南側(本来の颱風が発生する北緯10~20度付近)まで飛ばされていると。
そして冷たかった低気圧に、温かい南の海が大量のエネルギーを供給し、900hPaという凶暴な勢力を連続して生み出していると唱えていました(ボラヴェン15號が910hPa、サンバ16號が900hPa、ジェラワット17號が905hPa)。
なんかすごく理屈があってるっぽい気がしたけど、あくまでも森さん説ということらしいです。
森朗[気象予報士/ウェザーニューズ]



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