宮古島ウェザリング試験場

D介

2005年11月21日 04:28

これを見てどこだと判る人は、かなりの宮古通です。だいたい、この風景がいったいなんなのか、それが判っただけでも凄いです。
ここは、狩俣の南の方にある、日本ペイントの宮古島ウェザリング試験場(地図はこちら)。
それでもまだ、なんか意味が判らないですよね。

簡単に説明しますと、塗装の耐光試験設備です。
つまり、野外で使用する様々なものに塗った塗装が、どのくらい退色するかなど、塗装の耐久性を調べる施設。試験施設とはいえ、単純に様々な部品が野ざらしにおいてあるだけで、特別な動きはほとんどありません。てか、人気も滅多にありません…。
並んでいるのは自動販売機や車のドア、エアコンの扇外機ケースなど、多種多様なものが陳列されています(もう少し近くまでいけると良く判るんですけど、フェンス越しなので…)。

ちなみに日本ペイントの公式HPによると、宮古島ウェザリング試験場の特長は。。。

1.太陽の紫外線が強いこと
2.ウェザリング試験のグローバルスタンダードであるアメリカのフロリダと同緯度にあり、 気象条件も似ていること
3.既に開設されている日本ウェザリングテストセンターと連携を強めることが出来ること
4.空港から20分圏内であること

だそうです。
やはりというか、当然というか、紫外線が強いことはとても重要だったんですね。
てか、ウェザリング試験にグローバルスタンダードというものがあったのが驚きです。北米ではフロリダとアリゾナが主だった自然条件の試験場のようです(資料HP)。
また、ささっと検索しただけなので、はっきりとは判らなかったのですが、国内のウェザリング試験場としては最大規模の存在のようで、県内の宜野湾と嘉手納の二箇所にあった試験場を、日本ペイント創業120周年記念事業として移転(2001年8月23日完成)。
次は上野にある同様な施設(コチラは企業ではなく公的機関)、(財)日本ウェザリングテストセンターをチェックしてこようかと企んでおります(笑)。
絵的な感じからすると、コッチのがもっと面白そうなんだもん!。

※普通、観光地でもなんでもない、こんなところを見に行く人はいないよな…。けど、こういうのなんか好き…。

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